電動自転車と校旗
2020.10.15何年か乗ったけれどまだ乗れる電動自転車を
譲ってもらい乗っていた私。
自転車屋さんで何度かメンテナンスをしてもらい乗っていました。
所々は古くなり部品を変えながら乗っていますが、自転車屋さん曰く
「電動自転車は部品を変えればまだまだ乗れるんですよ」
それを聞くたびに校旗を思い出します。
何十年も続く伝統のある旗、それに見合う竿頭。
大事に扱えばまだまだ活躍できる旗。
甲子園で活躍する校旗も毎年メンテナンスをしている学校もあると聞きます。
ぜひ一度大切な校旗を見直してみてはいかがですか。
校旗の布部分は正絹を使っているのがほとんで、大変デリケートな素材です。
日焼けで色が褪せてしまったり、出し入れの際に引っ掛けて裂けてしまったりして
修理できませんか?とお問合せをいただくことが多いのですが、
布部分を修理するということは、刺しゅうをいったんほどいて交換するしか他無いので
新品を作るのと変わらない金額になってしまいます。
付け焼刃で色あせを塗ったり、刺しゅうを直したりしても完璧にきれいにはなりません。
ですので、弊社では旗布部分や刺しゅう部分の修繕は受け付けておりません。
唯一旗部分で修理可能なのは周りのフレンジやハトメの交換くらいです。
しかしこれも年季の入った旗になると、生地が縫い直しに堪えられなくなっている場合もありますので
できるかどうかは現物を見てみないとはっきり言えません。
もう一つ修理のご依頼で多い竿頭。
割れてしまったりはがれてしまった竿頭の修理は受け付けております。
金色だった竿頭がいつのまにかシルバーになっていた、
落としたりケースの中で転がっていたりして凸凹になってしまった、
など、新品同様に修繕可能です。
一旦バラして→整形→組み立て→磨きほか修理・調整→本金メッキ→検品
という工程を熟練の職人が手作業で仕上げますので、新品かと見間違うほどになって帰ってきます。
記念式典など使う予定の1か月前くらいには一度状態をご確認することをおすすめします。